2017/12/27

歯科診診連携よる総合歯科医療

歯科診診連携よる総合歯科医療

『ライフサイクルに合わせた口腔機能管理』

ファミリーデンティストを目指すファーストステージは、赤いリンゴ型のプラスティックプレートに『children only』の文字を貼り付け、診療拒否を避ける為の協約をビル診同志で結び開業したのは今から45年前の事でした。

『小児の洪水に如何に処すか?』を掲げた小児歯科学会が開かれる時代で、現在の様に小児・矯正、歯科一般の標榜が許されたのはそれからズット後の事でしたが、外に看板を出せば小児歯科医の命が危ない程の忙しさで、随時受付、計画診療、定期検診の体制で、若さもあってどうにか行う事が出来ていました。

これからの時代は一歯科医院が自院完結型で行うのではなく、地域包括型の診療体制となって、『歯科診診連携』が増えて行く時代が来るのだと思っています。



『小児歯科専科』から『ファミリーデンティスト』

『赤ちゃんからお年寄りまでの口腔機能管理』を目指す家庭医となった私は、高度経済成長を背景にして新技術技法・医療機器と出会い、『モダンデンティストリー』に惹かれ今なおひた走って来ました。『後期高齢者の長期継続管理』を通して『やり直し治療』に出会う度に過去の時代の歯科治療を振り返り、大いに反省させられますが、それは、決して、患者側だけでは無く、歯科医側の技法手法・材料にある事を思い知らされ、それも定期健診がなくては、治療のタイミングが悪く、残念ながら後手になる事が好く分かりました。

全うな歯科治療だと信じて残して来た歯にフィステル(オデキ)が出来てきて破折している多くが、歯列不正や外傷性咬合などの歯並びや噛み合わせが悪いままでの歯科修復にある事が確かに思えるに至りました。

もう、リタイアーしても好いこの時機になって、その後始末をする責任がある事も去ることながら、それらのフォローをする時間も最早私には与えられていません。そこで、考えたこ事が、自院は他院の『副かかりつけ歯科医』となって、他歯科医院のパートナーとなる事を考えました。

ムシバが少なくなったこれからの時代は、半世紀前の小児歯科専科時代とは異なり『無傷な乳歯を健全歯列に育て上げ、必要に応じて咬合誘導・予防矯正・咬合再構築(含インプラント)する事が出来、定期的なフォローをする中で他院と協力して『かかりつけ患者さん』に引き継げる歯科診診連携環境が創り上げられるのではないかと考え、私の【かかりつけ患者】の夫々を私に代わって診て頂ければ…と考えています。

「健康寿命は健口寿命」将来の為に今出来る事を!

一に口の中をきれいにする事、二に痛い処があればそれを取り除く事、三に取り敢えず噛めるようにしつつ(噛み合わせ全体を見ておく事、そして最後に噛み合わせの安定を図っておく事、その上で、四に審美的な回復をはかる事が私の歯科診う事が私の診療姿勢で、決して一気呵成に歯科治療を推し進めるのではなく、生涯を通じて経済的負担も軽減させる為に何期かに分けて行う事をお勧めしています。

先ずは『口腔機能管理の重要性』を説き、『自分の歯との付き合い方と、信頼に値すると信じられるかかりつけ歯科医が必要ですよ』と言って、診療を進める様にしています。

それまで受けた歯科治療を今後も口腔機能維持の為定期検診を受ける事を勧めておかなくてはならないと考えています。

しかし、その時間も限られてきました。そこで、私には『副かかりつけ歯科医』が必要なのです。

この事は『幼児・小児・学童・学生・社会全て人々の生涯を通しての健康な口を育てる事】であり、今や「ハーフ成人式」を行う小学5年生頃が残受験・学芸・スポーツ同様で、人生で最も重要な時機なのだと言えますが、親が子供に贈る生涯最大の贈り物ともなり、『Beauty&Healthy Smail』は生涯を通じての健康思想ともなります。

一日でも長く係り続ける事が出来れば『地域歯科医の本懐』であり、生涯現役でありいたいと考えています。


『老老介護時代の矯正歯科治療相談』:『55歳からのインビザライン(スプリント矯正)』

5年間の実績を経て2018年一月より当院は、『高齢者の口腔機能管理』を念頭にして、『老老介護時代の矯正治療相談』を外看板に掲げ、他歯科医院と連携して我が歯科医医院の院長は歯科医師生命掛けて『生涯現役』足らんとした歯科診療体制に固い決意を以て、『ライフステージに合わせた歯科診療』の集大成として『中高年矯正科』を設けました。

年齢・ブリッジ・入れ歯・歯周病の方にもインプラント稙立も他院と連携して行います。

殊に女性の方では、閉経後の不定愁訴背景とをした女性においては再びめぐり来た『青春を感じる体験』だと喜ばれ、『マッサージ・整体』を受けている方においては、明らかに全身と咬合の関係が改善され、溌剌となっています。

11時12分

≪ 日記一覧に戻る


このページの先頭へ戻る